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【世界の世論調査】
韓国大学生9割「政治家は信頼できぬ」 広がる政治不信が物語る韓国の“今”
ニューヨーク国連本部で、マララ・ユスフザイさんと握手する国連の潘基文事務総長。韓国の若者たちの尊敬を集めている(共同)
韓国で政治家に対する不信感が広がっている。4月の旅客船セウォル号沈没事故への対応などが響き、朴槿恵(パク・クネ)政権の支持率は低迷。国会の迷走も拍車をかけ、韓国メディアからは「国民は政治家たちの情けない姿に辟易(へきえき)している」などの非難が相次ぐ。そんな中、韓国で行われた世論調査で、大学生の9割近くが「政治家は信頼できない」と回答した。3年後に控える次期大統領選挙では早くも、国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長の待望論が持ち上がっているのも、国内に有望候補が見つからないことの裏返しだという。
10月13日付の聯合ニュース(電子版)によると、世論調査は韓国内の1906人の大学生を対象に実施。「最も信頼できない職業は何か」との問いに、85・3%が「政治家」と答え、同7%の「ジャーナリスト」、同2%の「兵士」、同1・9%の「ビジネスマン」を大きく引き離した。
こうした圧倒的な数値は、若者たちが憂う韓国社会の今を物語っている。
同様に、「社会が直面する差し迫った問題」の問いかけでは26・7%の大学生が「汚職」、18・4%が「政治的安定性」と答えており、いずれも政治の問題が上位に入っている。
