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「エボラ対策こそ自衛隊の本懐」 米太平洋軍元司令官・デニス・ブレア氏寄稿

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「エボラ対策こそ自衛隊の本懐」 米太平洋軍元司令官・デニス・ブレア氏寄稿

デニス・ブレア氏

 日米両政府は10月8日、「日米防衛協力の指針(ガイドライン)」再改定の中間報告を公表した。中間報告は協力の新たな分野の詳細を説明していないが、両同盟国がそれぞれの兵力を「より平和で安定した国際的な安全保障環境を醸成する」ために活用することを明記した。今は日米両国にとって、こうした原則を具体的行動に移す好機だ。

 人類はエボラ出血熱という深刻な課題に直面している。米政府は軍の統合任務部隊を派遣し、野戦病院や検査施設の設営、備品の提供を行っている。日本もすでに民間の移動検査所を西アフリカに展開し、日本で開発された治験薬の利用を申し出ている。

 自衛隊は、米軍と共同統合任務部隊を編成することで、エボラ出血熱の蔓(まん)延(えん)と闘う国際的な取り組みに多大な貢献を果たすことが可能だ。自衛隊の兵(へい)站(たん)能力と日本の医療技術は世界水準にあり、多くの命を救うとともに、将来的な死者の増加を阻止できる。

 自衛隊員たちは東日本大震災への対応で、危険な状況下での勇気と能力の資質を示した。彼らの取り組みは米軍との共同作業によってさらに効果的なものになり、多くの点で私たちの共同作戦の実績は単独での任務を上回った。

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