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カナダ銃撃の容疑者、シリア渡航を希望 警察「調査中だった」

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カナダ銃撃の容疑者、シリア渡航を希望 警察「調査中だった」

22日、カナダの首都オタワの戦没者慰霊碑で、兵士が撃たれた事件の現場を調べる警官ら(AP=共同)

 【ニューヨーク=黒沢潤】カナダの警察当局は23日の記者会見で、首都オタワの連邦議会議事堂付近で兵士を射殺したマイケル・ゼハフ・ビボー容疑者(32)が最近、旅券を申請し、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」が活動するシリアへの渡航を希望していたとの見方を示した。

 カナダ警察幹部のボブ・ポールソン氏は会見で、「旅券申請したのは、(シリアに渡航したいという)動機があったからだろう。われわれは調査中だった」と述べた。

 地元メディアは、容疑者が「危険旅行者」であるため、旅券を没収されていたと報じていた。今回の旅券申請との関係は不明。

 ポールソン氏はまた、事件を単独犯行と断定し、カナダ東部モントリオール郊外で20日、イスラム教に改宗した男が兵士を車でひき殺した事件とは無関係との認識も示した。

 一方、地元メディアは容疑者がリビア出身の父親を持ち、カナダ西部バンクーバーのモスク(イスラム教礼拝所)に数年前姿を現すなど、熱心なイスラム教徒だったと伝えた。英国の高名なイスラム教指導者に傾倒していたとされ、事件発生前の約10日間は滞在先のオタワのホームレス施設で、熱心に祈りをささげていたという。

 容疑者は2011年12月、バンクーバーで強盗事件を起こし、逮捕されたほか、東部ケベック州でも04年、麻薬関連で計3回逮捕されたことがある。

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