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【韓国旅客船沈没】隠蔽、ねつ造、癒着、怠慢… 捜査結果で明らかに

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【韓国旅客船沈没】
隠蔽、ねつ造、癒着、怠慢… 捜査結果で明らかに

 【ソウル=名村隆寛】韓国検察当局が発表した旅客船セウォル号沈没事故の捜査結果からは、船体の改造や過積載といった直接の原因に加え、海洋警察などの隠蔽(いんぺい)や口合わせ、癒着なども判明した。メディアなどから、不正追及の声がさらに高まっている。

 6日の発表によれば、海洋警察庁の次長らが、事故直後に知人の海難救助業者に救助への独占権を与える便宜を図った。現場に複数の救助船を待機させていたにもかかわらず、後から来た業者の船舶を救助に当たらせた。次長らは旧正月などにこの業者から贈り物を受け取っていた。

 また、指揮に当たるべき警備艇船長が沈没船との交信を怠り、海洋警察の状況室に「交信不能」と虚偽の報告もしていた。

 不正を明らかにした発表については、中央日報が「この程度の捜査結果では多くの国民は依然、疑問を抱こう。事故の直接原因を除けば不十分」との社説を掲載するなど、強い批判の声が上がっている。

 「国家の責任はこれだけなのか」(ハンギョレ紙)「検察が明らかにしなかった兪炳彦(ユ・ビョンオン=運航会社の実質的オーナー)庇護(ひご)勢力は特別検察が究明せねば」(東亜日報)といった指摘のほか、事故や被害拡大を許した「構造的な不正」(中央日報)を挙げ、韓国社会が抱える問題に言及する主張も出ている。

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