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【岐路に立つ米国】アジア系住民は男児を望む…胎児の性別による中絶禁止 サウスダコタ州で法施行 

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【岐路に立つ米国】
アジア系住民は男児を望む…胎児の性別による中絶禁止 サウスダコタ州で法施行 

米中西部サウスダコタ州スーフォールズの中絶擁護団体の事務所には、「女性への戦争をやめよ」と書かれたポスターが貼られていた(黒沢潤撮影)

 だが、女性が中絶を決断する背景には、経済的な理由やパートナーとの関係など、複雑な事情がある。「命の権利」側は、性別の好みだけで、アジア系の女性が中絶に踏み切っていることを裏付ける具体的なデータを示していない。

 中絶擁護団体「ナラル」のアビー・ピーターソン代表(27)は「『女児はいらないから中絶してほしい』と話すアジア系女性がいるとは聞いたことがない。証拠の有無にかかわらず、とにかく中絶法案を通すのが保守的なこの州の実情だ」と批判する。

 街中で出会ったアジア系の人々もまな娘に深い愛情を注いでいた。

 30代の娘や生後9カ月の孫娘と食事中だったラオス系のワンタナカーン・ティータオンさん(59)は「女児だってかわいい。中絶の対象になるなんて考えられない」と話す。中国系の米国人、メイチェンさん(28)も「中国で男児が喜ばれるのは知っている。でもここは米国。女児を産んでうれしかった」と一人娘のブリンリーちゃん(2)の頭をなでた。

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