産経ニュース

【韓国旅客船沈没】沈没原因は船体増築や過積載 韓国検察が捜査結果発表

ニュース 国際

記事詳細

更新

【韓国旅客船沈没】
沈没原因は船体増築や過積載 韓国検察が捜査結果発表

旅客船沈没事故の初の公判準備手続きが開かれた光州地裁前で抗議する被害者遺族=2014年6月10日、韓国・光州(共同)

 【ソウル=名村隆寛】韓国南西部の珍島沖で4月に起きた旅客船沈没事故で、韓国検察当局は6日、船の運航会社による船体の無理な増築や過積載、操舵(そうだ)手の未熟さなどが原因だったとする捜査の最終結果を発表した。

 発表によると、増築と過積載でバランスを崩した船の復元力が悪化し、操舵手の技術的な未熟で船体が左に傾き、沈没した。運航会社の実質的経営者で、死亡した兪炳彦氏が船の構造的な問題や過積載を黙認していたことも確認された。

 また、検察側は、事故への海洋警察のずさんな対応が人命被害を拡大させたと断定した。

 事故当時、現場近くの管制所員らが規定通りに勤務せず、船との交信日誌を捏造(ねつぞう)していた。さらに、捜査開始後、勤務の監視用カメラの映像ファイルが削除されていたことが判明。実際には救助艇が現場で避難誘導措置をとらなかったのに避難誘導の案内放送をし、救助のため船内に入ろうとしたかのように艦艇日誌を作成していたことも明らかになった。

 事故では、修学旅行中の高校生多数を含む294人の死亡が確認された。検察側はこれまでに154人を逮捕したことも明らかにした。

「ニュース」のランキング