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ローマ法王が「タブー」にメス!

ローマ法王フランシスコ(ゲッティ=共同)

 法王は会議で教義と実態の乖離(かいり)について協議したい考え。ただ、カトリックの重要儀式の一つ「聖体拝領」を従来は禁じられてきた離婚・再婚者に行う是非が焦点とされ、同性婚などを認めることはないとの見方が大勢だ。同性婚カップルの養子らへの洗礼の可否を議論する可能性もある。

 法王自身も禁じられた行為を認めないが、そうした人々への差別的待遇は問題視してきた。バチカンで先月開かれた結婚式には婚姻前の性交渉はタブーとされるにもかかわらず、結婚前から子供のいる夫婦も招かれ、注目された。

 ただ、教義にもかかわる微妙な問題だけに、議論がすんなり進むかは予断を許さない。法王に近い枢機卿が「根本的変化」の必要性を訴えるのに対し、保守派の枢機卿らは従来の規則の重要性を主張。改革派に対して「法王を代弁するようで驚いた」と批判し、会議前から火花を散らした。

 議論は来年に予定されるシノドスの通常総会まで続くとされ、法王は改革にも幅広い合意を得たい考えといわれる。このため5日には「会議は美しく賢い考えを討議したり、誰がより知的かを決めたりするためのものではない」と建設的な議論を呼びかけた。

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