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パラオに小型パトロール艇贈呈 不法操業や不法投棄を監視

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パラオに小型パトロール艇贈呈 不法操業や不法投棄を監視

小型パトロール艇の引き渡し式でパネルを受け取るパラオのレメンゲサウ大統領(中央)=1日、ニワル州イメカン港(日本財団提供)

 【マルキョク(パラオ)=佐野慎輔】天皇、皇后両陛下のご訪問が決まったパラオに日本から小型パトロール艇が寄贈された。パラオ独立記念日の1日、ニワル州イメカン港で支援プロジェクトを推進する日本財団からパラオ政府への引き渡し式が行われた。

 パラオとミクロネシア連邦、マーシャル諸島の3カ国は計約600万平方キロメートルと世界第3位の排他的経済水域を有するが、国力が乏しく監視体制が確立されていない。日本財団は各国に小型パトロール艇と運用の燃料費を供与してきた。

 今回寄贈された船は全長15メートル、重さ12トン、650馬力で、最先端のナビと衛星通信装置を備え、「ブル」(現地語で保護の意味)と名付けられた。

 引き渡し式で日本財団の海野光行常務理事は「外国船による不法操業や乱獲の増加、船舶からのゴミの不法投棄などによる海の汚染に小型艇が活躍する場面は一層増える」とあいさつ。レメンゲサウ大統領は「不法操業は目の前の海で起きている」と、中国漁船の不法操業をめぐる捜査での死亡事故を例に、「パラオの財産である漁業資源、海洋資源の確保のためブルを活用していく」と応えた。

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