産経ニュース

外国人戦闘員への処罰、加盟国に義務付け 安保理が決議

ニュース 国際

記事詳細

更新


外国人戦闘員への処罰、加盟国に義務付け 安保理が決議

24日、ニューヨークの国連安全保障理事会首脳級特別会合で採決に応じる各国首脳ら(ゲッティ=共同)

 【ニューヨーク=黒沢潤】国連安全保障理事会は24日、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」などに参加する外国人戦闘員への処罰を加盟国に義務付ける決議案を全会一致で採択した。会合を主宰したオバマ米大統領は「歴史的」な決議だと強調した。

 米国のまとめた決議案には、100カ国以上が共同提案国に名を連ねた。「外国人戦闘員が(中東地域の)紛争を悪化、長期化させるとともに、(戦闘員の)出身国の脅威にもなりかねない」と指摘。違反国には国連憲章7章による強制措置も視野に、テロ目的の海外渡航や国内での勧誘、資金調達を加盟国で処罰することを義務化した。

 オバマ大統領は会合で、イスラム国にこれまで少なくとも80カ国から1万5千人以上が合流したと指摘し、外国人戦闘員が「紛争を悪化させている」と強調。また、「決議採択だけでは不十分で、(決議履行という)具体的な行動が必要だ」と各国に訴えた。

 一方、決議に賛成したロシアのラブロフ外相は「シリアのアサド政権と対立する過激派への支援」などが外国人戦闘員問題を「悪化させた」と発言。中国の王毅外相も、安保理決議を経ずにシリア空爆を開始した米国を間接批判した。

このニュースの写真

  • 外国人戦闘員への処罰、加盟国に義務付け 安保理が決議

「ニュース」のランキング