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独、クリントン米前国務長官の電話を「偶然」盗聴

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独、クリントン米前国務長官の電話を「偶然」盗聴

 【ベルリン=宮下日出男】独紙南ドイツ新聞(電子版)は15日、独情報機関の連邦情報局(BND)が過去、米国のクリントン前国務長官の電話の会話を最低1回傍受していたと報じた。BNDは北大西洋条約機構(NATO)の関係者も盗聴していたという。

 ドイツは先月、米国のためにスパイ活動をしたとしてBNDの男を逮捕している。男はこれらの盗聴に関する文書を米国に提供しており、ケリー米国務長官は最近、シュタインマイヤー独外相に問題を指摘した。

 クリントン前長官の電話傍受は国務長官在任中で、独政府筋は同紙に対し、他の関係者の盗聴の際に偶然、傍受されたと説明。記録を破棄していなかったのは「愚かな行為」とし、その後、関連文書は廃棄されるようになったという。

 両国間では昨年、メルケル独首相の携帯電話への盗聴疑惑が浮上。先月には米側による独国内でのスパイ疑惑が相次いで独側が反発し、国内に駐在する米情報機トップに国外退去を求める事態になっていた。

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