産経ニュース

情報が漏れる? ハッカニ派、パキスタン政府の掃討作戦前に脱出疑惑 軍との密接関係裏付け

ニュース 国際

記事詳細

更新


情報が漏れる? ハッカニ派、パキスタン政府の掃討作戦前に脱出疑惑 軍との密接関係裏付け

 【ニューデリー=岩田智雄】パキスタン政府が行っているアフガニスタン国境付近へのテロ掃討作戦で、攻撃対象に含むイスラム原理主義勢力タリバンの強硬派ハッカニ・ネットワークが、掃討前に脱出したとの疑惑が持ち上がっている。地元住民は産経新聞に「アフガンへこっそり逃げていった」と証言した。軍事情報が漏れていた可能性が高く、米国が憂慮するハッカニ派と軍の密接な関係が改めて裏付けられた。

 パキスタン軍がカラチ空港でのテロを受け、国内でテロを繰り返すイスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動」(TTP)などが潜伏する部族地域北ワジリスタン地区での作戦を開始したのは6月15日。シャリフ首相は7月1日、「すべての外国人戦闘員と地元テロリストを例外なく一掃する」との声明を発表し、アフガンで米軍などを標的にするハッカニ派も作戦対象であることを示した。

 しかし、北ワジリスタン地区を逃れ、北西部カイバル・パクトゥンクワ州バンヌで避難生活を送る男性(35)は電話取材に「ハッカニ派には1発の銃弾も当たっていない。これまで軍の賓客のような暮らしをしていた」と話し、脱出を証言した。

「ニュース」のランキング