産経ニュース

「麻薬、売春」でGDPかさ上げ 伊・英が地下経済を統計に加算 “やくざ経済”で日本も!?

ニュース 国際

記事詳細

更新


「麻薬、売春」でGDPかさ上げ 伊・英が地下経済を統計に加算 “やくざ経済”で日本も!?

 欧州ではオランダのほか、オーストリア、フィンランド、ノルウェーなどがすでに地下経済を加算しており、ユーロスタットの試算では、フィンランドとスウェーデンで4~5%、オランダ、オーストリアで3~4%の押し上げ効果があるという。今後も追随の動きが続くとみられており、非営利目的の活動などの加算を含めた算出基準の均一化で、EU全体のGDPは2.4%押し上げられると推計されている。

日本にも11%

 こうした地下経済の加算は、欧州以外でも行われており、米国の商務省経済分析局は、売春が合法化されているネバダ州について、その取引額を算出。嗜好品のマリフアナが相次いで合法化されたワシントン、コロラド両州についても、小売業や農業と同じ項目で、その取引額を見積もっている。

 公平を期すという観点から、加算の動きが世界的に広がる可能性は十分にある。先進各国の地下経済規模は想像以上に大きい。ドイツの研究機関、労働の未来研究所(IZA)の調査によると、OECD(経済協力開発機構)加盟39カ国の地下経済規模は、2010年でGDPの平均18.3%に達するとしている。

 国別ではトルコがGDP比29%、韓国は25%、ハンガリーも23%と、2割を超えている。“やくざ経済”が世界的に知られている日本も11%あると推計されている。日本はGDPで中国に抜かれ、世界3位に転落した。地下経済を加算すれば、果たして再逆転できるのか、それともその差はさらに開くのか…。

「ニュース」のランキング