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中国、東アフリカに鉄道建設へ 影響力拡大に動く

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中国、東アフリカに鉄道建設へ 影響力拡大に動く

 【ロンドン=内藤泰朗】中国の李克強首相は11日、ケニアの首都ナイロビで同国のほか、ウガンダ、ルワンダ、南スーダンの東アフリカ4カ国首脳と、各国を結ぶ鉄道の建設事業契約に正式に調印した。ロイター通信などが伝えた。

 中国側は、鉄道建設費の大部分を融資するほか、4カ国以外にも鉄道を結んでいく意向とされ、日本に対抗する形でアフリカの重要インフラ整備を通じて影響力の拡大に動いている。

 現地からの報道では、計画はまず、ケニア最大の港湾都市モンバサからナイロビまでの609キロを結ぶ老朽化した鉄道を整備し、さらに隣接するウガンダやルワンダ、南スーダンを結ぶ路線を順次建設していくというもの。

 ナイロビ・モンバサ間の総建設費用36億ドル(約3670億円)の90%は中国側が融資し、残る10%をケニア政府が支出する。中国国営企業が今年10月1日に着工し、2018年3月の完成を目指すという。

 昨年、訪中して鉄道建設契約を取り交わしたケニアのケニヤッタ大統領は正式文書に調印後、「隣接国との輸送コストが(鉄道開通で)劇的に安くなる」と歓迎。李首相は「最終的には7カ国の鉄道を結ぶことになり、これは始まりに過ぎない」と強調した。

 李首相は、エチオピア、ナイジェリア、アンゴラ、ケニアの8日間に及ぶアフリカ4カ国訪問を終え、帰国の途に就いた。

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