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ボアオフォーラム閉幕 中国経済、期待とリスク 指標、軒並み低迷

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ボアオフォーラム閉幕 中国経済、期待とリスク 指標、軒並み低迷

 【ボアオ=河崎真澄】アジアを中心に世界の政財界要人が中国海南省ボアオに集まる「ボアオ(博鰲)アジアフォーラム」が11日、予備会議を含む4日間の日程を終えて閉幕した。フォーラムでは日米欧やアジア各国の参加者らが、世界経済の牽引(けんいん)車となった中国との関係拡大に前のめりの姿勢を示した。一方、会期中に発表された貿易統計など中国の経済指標は低迷。成長失速リスクも現実味を帯びる中で、海外で先行する中国への期待感と実像の“ギャップ”が一段と広がった。

 同フォーラムは福田康夫元首相が理事長。年次総会は今年で13回目だが、今回初めて日中の企業トップらが両国経済関係を討議する分科会が11日、非公開で開かれた。トヨタ自動車の内山田竹志会長や中国パソコン大手、聯想(レノボ)グループ創業者の柳伝志氏ら計20人以上が出席した。

 分科会に出席した経団連の中村芳夫事務総長は記者団に、「悪化した日中関係を民間企業の努力で乗り越え、協力を強化すべきだとの声が相次いだ」と述べた上で、「政治リスクはどの国にもあり、リスクより利益が大きいとの企業判断もある」と強調してみせた。

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