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【私はこうみる 貳阡貳拾年の世界】気温も水位も上昇し嵐も強力になる 米コロンビア大パトリック・キニー教授

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 --気候温暖化や大気汚染はどうなる

 「気候変動でいま起こっていること、今後30年にわたって起こることは、過去の経済活動に伴う(温室効果ガスの)排出の結果だ。気温や海の水位は上昇し、嵐も強力になるだろう。大きな気候の変化を食い止めるためにいろいろと活動しても、すぐに効果は出ない。地球は過去の私たちの行為に反応するのだ。

 だが温室効果ガスを削減していけば、2050年には確実に恩恵に浴することができる。一方、アフリカやアジア、南米では大気汚染が進む。都市化が急激に進む中、20年までに大気をクリーンな状態にするのは大変なことだ。

 ただ、気候変動と大気汚染はある程度、同時に解決することが可能だ。温室効果ガスを排出する工場や発電所、車は、人間を病気にさせる汚染物質も排出するからだ。化石燃料をクリーンに燃やせれば問題を一緒に解決できる。私は楽観的だ」

 --風力、太陽光などの再生可能エネルギーや、原子力エネルギーの将来は

 「最良のエネルギーは再生可能エネルギーだ。ただ移行には時間がかかり、投資も必要だ。その点、原子力エネルギーは安全性が確保できれば、より魅力的なエネルギーだ。日本では東日本大震災を経験するまで的確に原子力を管理できていた。日本は将来に向け、多くの教訓を学んだに違いない。コストと利益を考慮した場合、原子力はいいエネルギーといえる」

(聞き手・ニューヨーク 黒沢潤)

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