産経ニュース

【鼓動】米国で広がるタトゥー 国民の2割施術 批判の声も

ニュース 国際

記事詳細

更新

【鼓動】
米国で広がるタトゥー 国民の2割施術 批判の声も

 これに対し、「依存症なのではない。コレクター(収集家)なのだ」と反論する声もある。腕や脚に加え、首や顔にまでタトゥーを入れる人々が増えていることから、顔へのタトゥーを禁じる州も出てきた。

 米政府も近年、海外のギャングの入国を阻むため、タトゥーのある永住権申請者に許可を出すのを渋る傾向にあると指摘される。

 米陸軍は9月、肘と膝から先にタトゥーを入れるのを禁じた。11年末のイラクからの撤退に加え、14年末にはアフガニスタンからも戦闘部隊が撤退する。タトゥーを全身にまとう兵士を雇ってまで戦力を維持する必要性がなくなるからだ。

 海空軍や海兵隊もタトゥー制限の指針をたびたび改訂するなど、締め付けは厳しくなっている。

 ある退役兵(70)は、「タトゥーではなく、パフォーマンス(軍功)で評価されるべきだとの若手兵士の反発は理解できなくもない。ただ、欧州や韓国、日本に駐留する米兵が現地に与える印象も考えた方がいい。“米国の顔”として派遣されるからには、みっともない格好は控えるべきだ」と強調した。

     ◇

米国のタトゥー 店舗数は1万5千店を上回り、年間売り上げは23億ドル(約2300億円)に上る。弟子入りして彫り方を学び、日本の入れ墨を参考にする彫り師も多い。レーザーでタトゥーを除去する業者もおり、費用は1回200ドル前後。完全除去には数千ドルかかるという。

「ニュース」のランキング