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【天安門車炎上】テロと断定、ウイグル族5人拘束 車中からガソリン容器

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【天安門車炎上】
テロと断定、ウイグル族5人拘束 車中からガソリン容器

 【北京=川越一】中国国営新華社通信によると、北京市公安当局は30日、北京中心部の天安門前で起きた車両突入事件を「テロ事件」と断定し、ウイグル族の容疑者5人を拘束した。中国中央テレビ(英語版)は、天安門に突入、炎上した車両の中から、ガソリン容器や鉄の棒、宗教的スローガンが記された旗が見つかったと伝えた。

 拘束された容疑者の氏名や性別などは不明だが、公安当局が同日までに、写真付きで手配書を配布した8人の容疑者の一部とみられる。炎上した車に乗っていた実行犯は、ウイグル族の「ウスメン・ハサン」とその妻、母親と断定された。同市公安局報道官は、3人が衝突後、自らガソリンに火をつけて自殺したと説明している。

 同日、中国版ツイッター「微博」に「天安門嫌疑人」とのタイトルで投稿された手配書には、新疆ウイグル自治区出身の8人が容疑者として掲載されていた。それぞれに附記された身分証番号から、8人中4人が女性であることが判明。うち2人は丸刈り姿の写真が掲載されていた。70歳の高齢女性も含まれており、車中で死亡した母親の可能性もある。

 これまで、容疑者を7人とするものや、漢族が含まれているものなど、数種類の手配書が流布されていた。海外のウイグル人組織幹部は「容疑者は住所も年齢もバラバラで、同じグループとは思えない。この事件をきっかけに、ウイグル族の弾圧を強化している可能性がある」と指摘した。

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