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【北の船舶押収】キューバ「北で修理」 拿捕船舶から武器、釈明

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【北の船舶押収】
キューバ「北で修理」 拿捕船舶から武器、釈明

 【ニューヨーク=黒沢潤、ワシントン=小雲規生】キューバから北朝鮮に向かう途中、パナマ当局によって拿捕(だほ)された北朝鮮船舶に積まれていた武器について、キューバ外務省は16日、20世紀半ばの老朽化した旧ソ連製の武器で、北朝鮮に「修理」を依頼するため輸送していたと釈明した。

 外務省の声明によれば、船に積まれていたのは、2つの対空ミサイル装置▽解体された9つのロケット砲▽2機のミグ21戦闘機-など。

 声明は「どの武器も、自衛能力を維持し、国家主権を守るために必要だ」「キューバは国際法を尊重している」と主張、キューバ保有のもので、北朝鮮に兵器を供与する意図はなかったと訴えた。

 しかし、ミサイルなどは砂糖の積み荷の下に隠すように置かれており、北朝鮮国籍の船長が自殺を図ったことなどからも極秘の運搬だったことがうかがえる。

 パナマのムリノ治安相は「国連安全保障理事会の専門家たちを(現場に)派遣してもらいたい」と述べ、武器の特定に向けて国連による早期の調査開始を訴えた。一方、軍事情報大手のIHSジェーンズは、公開された写真を分析した結果、積み荷の一部は、東西冷戦時に東側陣営に配備された地対空ミサイルSA2の射撃管制用のレーダーだと発表した。

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