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【鼓動】軍備に商業施設…「独裁国」ジンバブエを後押しする中国と南ア 

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【鼓動】
軍備に商業施設…「独裁国」ジンバブエを後押しする中国と南ア 

 ダイヤモンドや金など資源に恵まれる同国について、「国家統制色が強いアフリカのミニ・ロシア」と評する専門家もいる。

巨大チャイナタウン

 欧米の制裁下で影響力を拡大したのは、隣国の南アフリカ、そして中国だ。選挙費用も南アや中国頼み。商品も南ア産か中国製だ。

 ハラレ市内に今夏オープンするショッピングモールがあると聞き、出かけてみると、「龍城」という名の巨大な中国系商業施設ができ上がっていた。まるでチャイナタウンのようだ。

 「南アを除き、アフリカ南部で最大級のモールだ」。案内役の若い中国人職員が胸を張った。モールにはミニ遊園地が整備され、超高級ホテル建設計画もあるという。

 中国はジンバブエに国際空港やスタジアム、国防大学を建設し、ムガベ氏の長女を留学生として受け入れた。ジンバブエの軍備は中国製。ハラレで最大の外国公館は中国大使館だ。そんな中国の後押しがあるからこそできる事業といえる。

 中国と南アの影響力が増大していけば事実上、両国によるジンバブエの“保護領”化が進みかねない。

 厳しい姿勢で臨んできた欧米も、特に中国支配への懸念などを背景に、制裁を緩和する動きを見せ始めている。こうしたなか日本は、街を走る自動車の多くが日本製中古車という以外、存在感はゼロに等しい。

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