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【海外事件簿】囚人がストリップ嬢とマリファナパーティー ベネズエラの刑務所 ナイトクラブも運営

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【海外事件簿】
囚人がストリップ嬢とマリファナパーティー ベネズエラの刑務所 ナイトクラブも運営

 カリブ海に浮かぶベネズエラ北部マルガリータ島の刑務所で、服役囚がナイトクラブを勝手に開業し、家族や友人を招いてパーティーを開催していたことが明らかになった。ストリッパーも交えたドンチャン騒ぎにあきれる声も多いが、囚人による「やりたい放題」は恒常化しているようだ。背景には、治安の悪化でベネズエラ国内の刑務所が過密状態にあり、刑務官へのわいろや暴力がはびこっているという、笑えない実態がある。無法地帯と化した刑務所内では、毎年数百人が殺害されるなど、事態は深刻だ。(吉村英輝)

 パーティーの招待状は、ネット上に堂々と流されたという。AFP通信が地元紙ウニベルサルの報道を伝えたところでは、催しは刑務所内で「ヨット・クラブ」と呼ばれるナイトクラブ施設で開かれた。「プロフェッショナルな音響と、まぶしいばかりの照明、快適なエアコン、そしてストリップ嬢、いけない女の子たち、あらゆるオモチャ」を用意して、真夜中の宴会は大々的に幕を開いた。

 パーティーには囚人の友人や家族が招待され、政府当局は非公式ながら、パーティーが木曜の夜から金曜の朝にかけ行われたことを認めている。

 マルガリータ島の刑務所は、ゲートに緑色の制服姿の隊員が立ち、監視塔からは狙撃手がにらみをきかせるなど、外見からは他の刑務所と変わらない。だが、米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)によると、2000人以上が収監されている同刑務所内に一歩踏み込めば、カリブ海に浮かぶほかのリゾートと変わらぬ光景があらわれ、「囚人たちは脱獄以外なら何でもできる」ほど風紀は緩んでいるという。

 外部から訪れたビキニ姿の女性が、カリブの日差しの中プールで戯れ、マリフアナのにおいが漂う。男女が密集したクラブからは、ヒップホップ調の音楽が流れる。囚人と彼らが招待した客たちは、闘鶏場で歓声を上げる。塀の中の風景は、こんな感じだ。

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