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【北方領土 非公式提案】クナーゼ露元外務次官の発言要旨

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【北方領土 非公式提案】
クナーゼ露元外務次官の発言要旨

 北方領土交渉の非公式提案に関するクナーゼ・ロシア元外務次官の主な発言は次の通り。

 -非公式提案の狙いは

 「領土を引き渡すという場合、その時期や不動産の所有権、島からの移住を希望する住民のことなど、膨大な技術的問題が伴う。色丹と歯舞の引き渡しを発表すれば、日露双方に大きな抗議が起き、そうした具体論での合意が困難になるだろう。平和条約締結前の協議により、そうした事態を避けるのが目的だった」

 -日ソ共同宣言が基本か

 「私は91年の秋に択捉、色丹、国後各島を訪れ、住民に『ロシアの利益は守る。だが、利益の1つは国際的責務を果たすことであり、日ソ共同宣言の履行もそうだ』と説明した。『手続きに関する大変な仕事があり、すぐに島が日本になるわけではない』とも説明した。平和条約の締結前に色丹、歯舞を引き渡すと言うなどあり得ない」

 -国後、択捉両島は

 「2島の引き渡し後、環境が整った場合に協議することを提案した。『環境』として必要なのは、日露の世論が平和条約締結や2島引き渡しに納得し、それが両国の信頼関係強化につながったと認識することなどだ。色丹、歯舞に続いて国後、択捉を引き渡すといった約束はしていない」

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