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【外信コラム】ソウルからヨボセヨ 韓国転勤族の“病”

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【外信コラム】
ソウルからヨボセヨ 韓国転勤族の“病”

 日本では年度の変わり目の3月、4月は転勤シーズンである。そのため在韓日本人にもビジネスマンや記者団をはじめ転勤者が多く、いわば送別会のシーズンでもある。筆者も日本人の同郷会や大学同窓会、ビジネスマンとの親睦会などがあってこのところ送別会が続いている。

 在韓ビジネスマン社会では昔は「ソウル勤務は二度泣き」といわれた。ソウル勤務を命じられたときまず「行きたくない」と言って泣き、次に帰国命令が出たときに「帰りたくない」と言って泣くからだ。ところが今回、ある送別会で出た話によると近年は日本人ビジネスマンたちの間で「イタイイタイ病」がはやっているとか。帰国命令が出ると「もっと居たい、居たい…」といってダダをこねる者が多いからという。

 日本人にとって外国勤務ではやはり情緒的に最も近い国であるため長くいると情が移るというわけだ。とくに人間的にそうだ。仕事が終わった後、地元の人間にまぎれて一杯やりながらウサ晴らしなどというのは韓国勤務にしかない。

 そして送別会ではいつも「新聞やテレビなどの反日ニュースさえ見なければこんなに楽しいところはないのだが…」という話が出る。韓国マスコミの反日報道が韓国社会でいかに突出しているかということである。(黒田勝弘)

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