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【追跡~ソウル発】「反日無罪」乱発の韓国司法 次の焦点は許永中受刑者の早期出所か

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【追跡~ソウル発】
「反日無罪」乱発の韓国司法 次の焦点は許永中受刑者の早期出所か

 大阪の中堅商社から巨額の資金を流出させた「イトマン事件」などで戦後日本犯罪史に名を刻んだ韓国籍の許永中受刑者(65)。石油卸会社から手形をだまし取った詐欺事件などで実刑判決を受け日本で服役していたが昨年12月、条約によって韓国に移送されていたことが明らかになった。「闇のフィクサー」の韓国移管をめぐり、韓国が「反日」を背景に特別恩赦や刑期短縮で早期に出所させるのではないか、と懸念する声が外交筋から上がっている。(ソウル支局 加藤達也)

 許受刑者については若干の説明が必要だろう。

 1991年、中堅商社イトマン(大阪市)を舞台に絵画投機やゴルフ場開発にからむ不正な経理操作をしたとして、商法の特別背任と法人税法違反の罪で逮捕された。被害額の大きさから事件は「戦後最大規模の不正経理事件」などと呼ばれている。

 許受刑者は起訴後、6億円を積んで保釈されたが97年、韓国で妻の実家の法事に出るとして裁判所から旅行許可を得て渡韓。ところが宿泊していたホテルで心臓病の発作が起きる。

 ソウル市内の大学付属病院に入院していたが、そこから逃亡。保釈金が没収される。99年11月に東京都港区のホテルにいるところを確認され、警視庁に身柄拘束されるまで潜伏していた。

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