レバノン元首相爆殺テロ、有罪の被告に終身刑5回 国際特別法廷 - 産経ニュース

レバノン元首相爆殺テロ、有罪の被告に終身刑5回 国際特別法廷

 レバノンのラフィク・ハリリ元首相が2005年、ベイルートで暗殺された自爆テロ事件を裁く国際特別法廷(オランダ・ハーグ)は11日、テロや殺人の罪に問われ有罪となったサリム・アイヤシュ被告(57)に「終身刑5回」の量刑を言い渡した。
 被告は親シリアでイランの影響下にあるイスラム教シーア派組織ヒズボラのメンバーの男。犯行のまとめ役で計五つの罪状で有罪となったが、逃走中のため欠席裁判となった。
 AP通信によると、裁判官の1人は11日、事件は「国家の関与があった可能性が大変高い」とし「ハリリ氏暗殺で最も利益を得られる国はおそらくシリアだ」と述べたが、公判で具体的な証拠は示せなかった。ハリリ氏は親シリアの大統領と対立していたことなどから、シリアの関与が疑われていた。
 事件は05年2月14日、市街地を走行中の元首相の車列が爆発物を積んだトラックで攻撃され、ハリリ氏や元閣僚ら22人が死亡、226人が重軽傷を負った。同被告は暗殺の計画や準備をし、実行時はまとめ役だった。4人が起訴されたが、他の3人は証拠不十分で無罪となった。(共同)