露の「東方フォーラム」11日開幕 中朝との関係強化を誇示か

 
東方経済フォーラムが開催される極東連邦大学=10日、ロシア・ウラジオストク(古厩正樹撮影)

 【モスクワ=小野田雄一】ロシア東部地域への投資促進を図る国際会議「東方経済フォーラム」が11~13日、極東ウラジオストクで開かれる。会議にはプーチン露大統領のほか、安倍晋三首相、中国の習近平国家主席、韓国の李洛淵(イ・ナギョン)首相らが出席。プーチン氏は10日の日露首脳会談に続き、各国と北朝鮮問題など東アジア情勢をめぐり協議する見通しだ。

 北朝鮮からは、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は参加せず、金英才(キム・ヨンジェ)対外経済相が出席する見通し。ただ、8日に金正恩氏と平壌で会談したマトビエンコ露上院議長は、金氏が近く訪露する意思を示したと明らかにした。フォーラムでロシア、中国、北朝鮮の関係強化が表明される可能性がある。

 イタル・タス通信によると、フォーラムには約60カ国から約5千人の政府・企業関係者らが参加する。

 一方、ロシアは11日から17日まで、極東やシベリア地域での大規模軍事演習「ボストーク(東方)2018」を過去最大規模で行う。中国軍やモンゴル軍も初参加。米国の経済制裁に直面している中露両国には、軍事的連携の強化をアピールし、米国を牽制(けんせい)する狙いがありそうだ。