北朝鮮で建国70年、軍事パレードを既に実施 生中継を見送り 韓国当局

激動・朝鮮半島
 北朝鮮の建国70年を祝う軍事パレードで装甲車上で敬礼する兵士ら=9日、平壌の金日成広場(共同)

 【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮は9日、最大の国威発揚の節目と位置付けてきた建国70周年を迎えた。韓国の情報当局者は、聯合ニュースの取材に、軍事パレードが同日午前に開始され、既に終了したと明らかにした。平壌の金日成(キム・イルソン)広場で行われたもようだ。北朝鮮の国営メディアは軍事パレードを伝えておらず、生中継などは見送ったとみられる。

 米朝の非核化交渉が停滞する中、どのような兵器を登場させたのかや、金正恩(ジョンウン)朝鮮労働党委員長がどういったメッセージを発信したかが注目される。

 軍事パレードは、韓国での平昌五輪開幕前日の2月8日に朝鮮人民軍創建70年を記念し、実施されて以来。今回はこれまで約1万人と推定される兵士らを動員し、練習する様子が衛星で捉えられており、2月と同程度か、当時を上回る規模となるとの見方があった。

 中国共産党序列3位の栗戦書(りつ・せんしょ)全国人民代表大会常務委員長(国会議長に相当)やロシアのナンバー3、マトビエンコ上院議長らが平壌入りしており、パレードを参観したとみられる。

 パレードなど建国70年に絡んだ行事を取材するため、日本を含む外国から100人を超えるメディアも平壌を訪れている。