伝説的英雄の世界遺産公開 訪朝の外国記者団に

 
東明王の陵墓に飾られた王の絵=6日、平壌郊外(共同)

 北朝鮮は7日までに、建国70年の祝賀行事を取材するため訪朝している外国メディアに古代王国・高句麗(紀元前1世紀~7世紀)の始祖、東明王(高朱蒙)の平壌郊外にある陵墓を公開した。朝鮮史上の伝説的英雄で、陵墓は北朝鮮が誇る世界文化遺産「高句麗古墳群」の一部となっている。

 芝生に覆われた小高い陵墓の周囲には馬や文官の像が配置され、付近の建物には白馬にまたがる東明王の肖像や、当時の庶民の暮らしぶりを描いた絵が掲げられていた。英国や南米の記者らは熱心に陵墓などを撮影、案内員らに質問していた。

 高朱蒙は南北ともに広く知られた存在。北朝鮮で昨年アニメが国民的人気を博し、韓国でも2006年にドラマ化され大ヒットしている。

 高句麗は、中国東北地方の南部から朝鮮半島北部で栄えた。04年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)が古墳群を世界遺産に登録した。(共同)