米印2プラス2初開催 軍事情報共有の協定、合同演習も 中国のインド洋進出警戒

 
会談前に記念撮影をする印のナレンドラ・モディ首相(中央)と米のマイク・ポンペオ国務長官(左)とジェームズ・マティス国防長官=6日、ニューデリー(ロイター)

 【ニューデリー=森浩】米国とインドは6日、初めての外務・防衛閣僚協議(2プラス2)をインドの首都ニューデリーで開催した。両国は軍事情報の共有に関する協定に署名するなど、インド洋への進出を図る中国の動きを視野に、安全保障分野での連携拡大で合意した。

 協議には、米国からポンペオ国務長官とマティス国防長官が、インドからはスワラジ外相とシタラマン国防相が参加した。

 両国が署名したのは「通信互換性保護協定」(COMCASA)。インド軍が米軍の通信網に接続可能となり、情報共有が促進される。両国間のホットライン設置のほか、来年にもインド東部周辺で陸海空軍による合同演習を実施することで合意した。

 共同声明では「インド太平洋地域におけるインフラ整備の重要性を踏まえ、透明性が高い持続可能な融資の実践に向けて協調する」とも言及。中国による巨大経済圏構想「一帯一路」を通じた融資による負債が問題化していることを念頭に連携を強調した。

 米国が反発していたインドによるロシア製防空ミサイル「S400」導入計画について協議が進んだかは明らかになっていない。

 ポンペオ氏は、5日にパキスタンでカーン首相らとアフガニスタン和平について協議したが、パキスタンのクレシ外相は同日夜の会見で、米国に協力する意向を表明。米国が求めるイスラム原理主義勢力タリバンとの絶縁については言及しなかった。