【激動・朝鮮半島】3度目南北会談は18~20日で合意 正恩氏「完全な非核化意志」再確認 訪朝の韓国特使会見 - 産経ニュース

【激動・朝鮮半島】3度目南北会談は18~20日で合意 正恩氏「完全な非核化意志」再確認 訪朝の韓国特使会見

 5日、平壌の朝鮮労働党本部庁舎で韓国特使の鄭義溶・大統領府国家安保室長(手前左)らと談笑する金正恩朝鮮労働党委員長(朝鮮通信=共同)
 5日、平壌の朝鮮労働党本部庁舎で記念撮影する金正恩朝鮮労働党委員長(中央)と韓国特使団ら(朝鮮通信=共同)
 5日、平壌の朝鮮労働党本部庁舎で韓国特使の鄭義溶・大統領府国家安保室長(左)と握手する金正恩朝鮮労働党委員長(朝鮮通信=共同)
 【ソウル=桜井紀雄】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の特使として5日に北朝鮮・平壌を訪問した鄭義溶(チョン・ウィヨン)大統領府国家安保室長が6日、記者会見し、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が特使団との会談で、朝鮮半島の完全な非核化に対する自身の確固たる意志を再確認し、米国とも緊密に協力していくと表明したと明らかにした。
 ポンペオ米国務長官の訪朝が急遽(きゅうきょ)中止になるなど、非核化交渉が滞る中でも、正恩氏はトランプ大統領への「信頼は変わりない」と強調。2021年に終わるトランプ氏の1期目の任期内に米朝の「敵対の歴史を清算し、朝米関係を改善しながら非核化を実現したい」とも述べた。正恩氏が非核化の期限を明示したのは初めて。特使団を通じて米国との協議を続ける意志を明確にした形だ。
 北朝鮮が米側に強く求めている朝鮮戦争(1950~53年)の終戦宣言と「在韓米軍の撤退問題は無関係だ」とも述べ、韓国を仲介役として宣言を早期に実現させたい立場を示した。
 南北が9月中の開催で合意していた3回目の南北首脳会談は、18~20日に平壌で開くことで合意。首脳会談で非核化のための実践的な方案も協議する。北朝鮮・開城(ケソン)の南北共同連絡事務所について、首脳会談前に運営を始めることでも合意したという。
 鄭氏の発表に先立ち、北朝鮮の朝鮮中央通信は、正恩氏が会談で「朝鮮半島の非核化実現のため、北と南はより積極的に努力しよう」と述べたと報じた。北朝鮮メディアが正恩氏の非核化意志を報じるのは異例だ。「朝鮮半島から戦争の恐怖を完全に取り除き、核兵器も、核の脅威もない平和の地にするのが私の意志だ」とも語ったという。米朝首脳会談実現に果たした文氏の貢献について「感謝している」とも伝えた。