マレー半島高速鉄道、建設延期発表 日中の入札も取りやめ - 産経ニュース

マレー半島高速鉄道、建設延期発表 日中の入札も取りやめ

5日、クアラルンプール近郊で高速鉄道計画の延期合意後、握手するシンガポールのコー運輸相(左)とマレーシアのアズミン経済相(共同)
マレー半島高速鉄道問題で合意後、記者会見の際、握手するシンガポールのカウ・ブーン・ワン運輸相(左)とマレーシアのアズミン・アリ経済相=5日、マレーシアのプトラジャヤ(ロイター)
マレー半島高速鉄道(HSR)問題で合意し、記者会見するシンガポールのカン・ブーン・ワン運輸相(左)とマレーシアのアズミン・アリ経済相=5日、インドネシアのプトラジャヤ(ロイター)
記者会見の際、握手するシンガポールのカン・ブーン・ワン国土交通相(左)とマレーシアのモハメド・アズミン・アリ経済相=5日、マレーシア・プトラジャヤの首相官邸(AP)
 【シンガポール=吉村英輝】シンガポールとマレーシア両政府は5日、両国を結ぶマレー半島高速鉄道計画について、建設に向けた作業を2020年5月末まで延期すると発表した。日本や中国が受注を競っていた、線路建設や車両提供の国際入札も取りやめる。
 両政府は建設で合意していたが、マレーシアのマハティール首相は5月の就任後、財政悪化を理由に廃止を表明。その後、違約金の発生などを念頭に「金銭的な余裕ができるまで延期する」と軌道修正していた。
 マレーシア首相府での署名式後、同国のアズミン経済相は、費用削減策などを検討し、20年5月末までに計画の継続か廃止かの判断を下すと表明。シンガポールに延期に伴う費用1500万シンガポールドル(約12億円)も支払うとした。
 今回の変更で、高速鉄道の建設継続が決まっても、開通予定は26年12月から、31年1月に遅れる。