「中国・アフリカ関係の新たな歴史の一章」習近平氏、中国アフリカ協力フォーラムを自賛

 
「中国アフリカ協力フォーラム」の共同記者発表を終えた中国の習近平国家主席(中央)、シリル・ラマポーザ南アフリカ大統領(左)、セネガルのサル大統領=4日、北京の人民大会堂(共同)

 【北京=西見由章】中国とアフリカ諸国が参加する「中国アフリカ協力フォーラム」首脳会合は4日、双方がより緊密な運命共同体を建設するとする「北京宣言」と、2019年から21年までの行動計画を採択した。習近平国家主席は閉幕にあたっての記者発表で「首脳会合は成功した。ずっしりと重い成果を得て、中国・アフリカ関係の新たな歴史の一章を開いた」と自賛した。

 豊富な天然資源と潜在的な巨大市場を抱えるアフリカを経済支援で囲い込み、影響力拡大を図る中国の姿勢が改めて鮮明となった。

 中国国営新華社通信によると、習氏は4日の円卓会議で「われわれは保護主義と一国主義に反対し、互いの核心的利益を守ることを決意する」と述べ、通商圧力を強めるトランプ米政権を牽制。アフリカ側も中国の巨大経済圏構想「一帯一路」がアフリカ地域の一体化を加速すると評価した。

 近年の資源価格の低迷などを背景にアフリカ諸国の一部では過剰債務の問題が表面化しているが、習氏は3日、アフリカ支援のために新たに600億ドル(約6兆6千億円)を拠出する方針を表明。発展途上国の“盟主”としてアフリカ諸国との結束を演出し、米主導の国際秩序に対抗する姿勢を示している。

 同フォーラム首脳会合は3日から2日間の日程で北京で開かれ、台湾と外交関係を保持するエスワティニ(旧スワジランド)を除くアフリカの53カ国やアフリカ連合、中国が参加した。