ドイツが先住民の遺骨返還 旧植民地ナミビアに

 
旧植民地のナミビアに先住民の遺骨を返還する式典=29日、ベルリン(ロイター)

 ドイツ政府は29日、首都ベルリンでの式典で、アフリカ南部ナミビアを植民地支配していた1884~1915年に持ち帰った先住民19人分の頭蓋骨などを、ナミビア政府に返還した。ドイツのメディアが伝えた。

 両国は植民地時代のドイツ軍による虐殺をめぐって協議を続けており、ドイツ政府には遺骨返還を通じ、難航する交渉を進展させる狙いがあるとみられる。

 ドイツ軍は先住民による20世紀初頭の武装蜂起を鎮圧するとともに何万人もの先住民を虐殺し、犠牲者の子孫がドイツ政府に補償を求めている。

 ドイツは補償金の支払いに応じておらず、子孫は昨年、ドイツ政府を相手取って米連邦地裁に集団提訴した。(共同)