仏英航空、イラン便を休止 米制裁で収益見込めず、9月から - 産経ニュース

仏英航空、イラン便を休止 米制裁で収益見込めず、9月から

駐機場に止まったブリティッシュ・エアウェイズの尾翼のロゴ=2月、ロンドン西部のヒースロー空港(ロイター)
 【パリ=三井美奈】欧州航空大手の仏エールフランスと英ブリティッシュ・エアウェイズは23日、両国の首都とイランを結ぶ直行便を9月中に休止するとそれぞれ表明した。トランプ米政権のイラン制裁再開で、欧州企業大手が相次いでイラン関連事業からの撤退・縮小の方針を示す中、十分な収益が見込めないと判断した。
 仏公共放送によると、エールフランスは今月、米国のイラン制裁発動に伴ってパリ-テヘラン便を減便しており、9月18日から運行を全面休止するとしている。また、ブリティッシュ・エアウェイズは、ロンドン発テヘラン行きを同22日、テヘラン発ロンドン行きを同23日を最後に休止する。
 欧州では、エールフランス系列のKLMオランダ航空が7月、9月24日からアムステルダム-テヘラン便を休止すると発表している。
 一方、ダウ・ジョーンズ通信によると、ドイツのルフトハンザ航空は現時点では休止の計画はなく、米制裁について状況を注視しているとした。
 欧州の航空大手各社は、2015年にイランが欧米など6カ国と核合意を結んだ後、相次いでイラン便を再開していた。
 日本航空と全日本空輸はいずれも、日本とイランを結ぶ直行便を運航していない。このため、トランプ米政権のイラン制裁再開が、直接的な形で業績に与える影響はないとみられる。