「また会える日まで」 南北離散家族再開事業の第1陣終了

激動・朝鮮半島
北朝鮮・金剛山での南北離散家族再会事業で、別れを惜しむ北朝鮮側の参加者ら=22日(韓国記者団・共同)

 北朝鮮の金剛山で20日始まった南北離散家族の再会事業は22日、韓国側の第1陣参加者が3日間の日程を終え、韓国記者団によると「いつかまた会える日まで元気に暮らそう」と離別を惜しんだ。南北の家族は言葉を失ったまま涙を流し続けたり、韓国側の参加者が乗った帰りのバスの窓越しに見つめ合ったりした。

 朝鮮戦争中に消息不明となった兄との再会を喜んだソウル在住の李寿男さん(76)は、韓国記者団に「再び会うことができるか…。(今の気持ちは)言葉で表現しがたい」と複雑な心境を語った。

 離散家族は高齢化が進み、親族との面会は難しくなっている。今回は夫婦の組み合わせがなく、一度も会ったことがなかったおいやめいらと初めて言葉を交わす人も多かったが、それでも面会を喜び合った。

 韓国からは89人が付き添いの家族らとともに訪朝。滞在中の面会は計6回、約12時間だった。(共同)