イラン核合意存続へ対話を 訪米のウィリアムソン英国防相が要望 制裁に否定的見解

イラン核合意破棄
ジム・マティス米国防長官との会談前にメディアに話すギャビン・ウイリアムソン国防相=7日、米ペンタゴン(AP)

 訪米したウィリアムソン英国防相は7日、トランプ米政権がイラン核合意離脱に伴い対イラン制裁を再発動したことに関し「核合意は達成し得る中で最良の選択肢だった」と否定的な見解を表明、イランや欧州諸国と合意存続に向けた協議を始めるよう米国に求めた。首都ワシントンで開催された会合で述べた。

 トランプ政権は7日、イランと取引がある第三国企業などへの制裁を再発動、欧州諸国は強く反発している。合意堅持を目指す欧州は米制裁による打撃緩和のため救済策を講じているが、外国企業のイラン市場撤退に歯止めがかからない中、効果は薄いとみられている。反発したイランがウラン濃縮拡大に踏み切る懸念もある。

 核合意では、欧米の制裁解除と引き換えにイランが核開発制限に同意した。ウィリアムソン氏は核合意について「完璧な合意ではなかったが、誰もが恩恵を受けたのは確かだ」と指摘。合意はイランの核開発抑止に効果を発揮したと強調した。(共同)