「米国は南シナ海の脅威」 中国の王毅外相、軍事拠点化は「防衛的措置」 

 
シンガポールで記者会見する中国の王毅国務委員兼外相=4日(共同)

 中国の王毅国務委員兼外相は4日、シンガポールで記者会見し「米国は大規模な軍事力を南シナ海に展開し、中国を含む地域の各国に安全保障上の脅威を与えている」と非難した。一方、中国が進めている南シナ海の軍事拠点化については「防御的な措置だ」と正当化した。

 王氏は、米国が南シナ海に空母や爆撃機を送り込んでいると指摘し「中国を含む各国は、自国の安全を守らなければならない」と主張した。中国は東南アジア諸国連合(ASEAN)の各国と協調関係にあるとした上で、米国に対し「干渉」しないよう求めた。 米国の通商政策を念頭に「保護主義の台頭が自由貿易体制に打撃を与えている」とも述べた。

 またポンペオ米国務長官が7月30日、インド太平洋のインフラ整備などを支援するため1億1300万ドル(約125億円)の拠出を表明したことに対して「米国は超大国なのだから(表明した拠出金の)10倍ぐらい出すべきではないか」とやゆした。(共同)