【激動・朝鮮半島】板門店で南北将官級会談、非武装地帯の兵力削減を協議へ - 産経ニュース

【激動・朝鮮半島】板門店で南北将官級会談、非武装地帯の兵力削減を協議へ

 板門店で開かれた南北将官級会談で握手する韓国の金度均・国防省対北政策官(右)と北朝鮮のアン・イクサン陸軍中将=31日(聯合=共同)
 板門店で開かれる南北将官級軍事会談を前に、記者団の取材に応じる韓国の金度均・国防省対北政策官=31日、ソウル(共同)
 板門店で開かれる南北将官級軍事会談への出発を前に歓談する韓国の金度均・国防省対北政策官(右から2人目)ら=31日、ソウル(共同)
 板門店で開かれる南北将官級軍事会談に出発する韓国の金度均・国防省対北政策官(右)ら=31日、ソウル(共同)
 【ソウル=桜井紀雄】韓国と北朝鮮は31日、南北将官級軍事会談を軍事境界線がある板門店(パンムンジョム)の韓国側施設「平和の家」で開いた。4月の南北首脳会談以来、2回目。非武装地帯(DMZ)の平和地帯化など、首脳会談で発表した板門店宣言に盛り込んだ軍事的緊張の緩和に向けた措置を協議する見通し。
 韓国側は、国会でDMZの監視所の一部から試験的に兵力を撤収させる方針を示しており、会談で協議される見込み。DMZには、韓国側が約60カ所、北朝鮮側が約160カ所の監視所を置き、それぞれ機関銃を配備しているという。
 板門店の共同警備区域(JSA)の警備人員削減など非武装化についてや、DMZ内での朝鮮戦争戦死者の遺骨の共同発掘についても議題になるもようだ。黄海上の軍事境界線に当たる北方限界線(NLL)一帯を「平和水域」にするための措置も話し合われる可能性がある。
 韓国では、軍事的緊張緩和を歓迎するムードが広がっているが、北朝鮮の非核化措置が進まない中、国防力の低下につながる措置だけが先行することを懸念する声もある。
 韓国側首席代表の金度均(キム・ドギュン)国防省対北政策官(少将)は会談前、記者団に「軍事的緊張緩和と信頼構築の実践的措置に向けて最善を尽くす」と述べた。北朝鮮側首席は安益山(アン・イクサン)陸軍中将が務める。