北メディアは報じず 米兵遺骨返還

激動・朝鮮半島
27日、北朝鮮から返還されソウル南方の烏山米空軍基地に到着した米兵の遺骨(AP)

 【ソウル=名村隆寛】北朝鮮は朝鮮戦争の休戦協定締結65周年の27日、米兵の遺骨とする55柱を米側に引き渡したものの、北朝鮮メディアは28日夜の時点で遺骨返還について報じていない。

 北朝鮮は27日を「対米戦勝日」と位置付けている。朝鮮労働党機関紙、労働新聞は28日付で、首都平壌など各地で27日に市民や軍人らが金日成(キム・イルソン)主席や金正日(キム・ジョンイル)総書記の銅像を訪れたことや、「祖国解放戦争」の参戦者の墓に戦死者の遺骨が安置されたことを伝えた。

 北朝鮮は昨年まで、休戦協定締結記念日に際し自国を「核強国」などと称した。しかし、今年は6月12日の米朝首脳会談以降、トランプ米大統領への露骨な批判や、北朝鮮の核戦力への言及を控えている。