北の解体施設「数カ月で復旧可能」 米当局、慎重な評価 米誌分析「重要性も大きくない」

激動・朝鮮半島
 22日に撮影された北朝鮮・東倉里の「西海衛星発射場」の衛星写真。(1)解体された建物(2)一部解体された燃料貯蔵施設(3)上部構造物が撤去されたミサイルエンジン実験施設(4)車両(エアバス・ディフェンス・アンド・スペース/38ノース提供・共同)

 アジア太平洋地域の外交・安全保障専門オンライン誌「ディプロマット」は25日、解体が始まったとされる北朝鮮北西部東倉里の「西海衛星発射場」の主要施設について、米情報当局が「数カ月で復旧できる」として過大に評価すべきでないと分析していると伝えた。

 同発射場では、大陸間弾道ミサイル(ICBM)に搭載される液体燃料式エンジンの実験などが行われてきたとされる。北朝鮮は発射を事前に探知しづらい固体燃料型の開発を続けており、同誌は、解体が始まった施設が現在の弾道ミサイル開発に果たす役割は大きくないと指摘した。

 衛星写真で解体の形跡がみられることについて米政府は「米朝首脳会談での約束に沿うものだ」(ポンペオ国務長官)と一定の評価をしつつも慎重に分析。韓国の文在寅大統領は「非核化に向けた良い兆しだ」と述べていた。(共同)