メイ首相がアイルランド国境を初視察 離脱交渉の焦点の地で意見交換

英EU離脱
アイルランド北部の陶器工場を訪れた英のテリーザ・メイ首相(左)と北アイルランド・民主統一党のアーリーン・フォスター党首=19日、北アイルランドのベリーク(AP)

 英国のテリーザ・メイ首相は19日、欧州連合(EU)離脱後の国境管理の扱いが焦点となっている英領・北アイルランドのアイルランド国境地帯を就任後初めて視察した。英メディアが伝えた。20日まで北アイルランドに滞在し、日常的に国境を越えて通勤している地元住民や地元経済界、政治家と離脱問題で意見交換する。

 訪問は、離脱後も国境地帯に税関などを設置しないで済むよう、EUとの間でモノに限定した自由貿易の枠組みをつくるという政府方針に理解を求めることが目的。北アイルランドではEU離脱が地元経済に大きな打撃を与えるとの懸念が強まっている。

 メイ氏は19日、与党保守党と閣外協力を結ぶ北アイルランド地域政党、民主統一党のフォスター党首の案内でファーマナ州の陶器工場を視察。北アイルランドではメイ氏の訪問が遅すぎるとの批判も出ている。(共同)