【ロシアゲート疑惑】トランプ氏、オバマ前大統領の無策を非難「なぜ何もしなかった」 - 産経ニュース

【ロシアゲート疑惑】トランプ氏、オバマ前大統領の無策を非難「なぜ何もしなかった」

専用機でスコットランドに到着したトランプ米大統領夫妻=13日、グラスゴー(AP)
 【ワシントン=加納宏幸】2016年の米大統領選干渉疑惑で情報機関のロシア軍参謀本部情報総局(GRU)当局者12人が13日に起訴されたことについて、トランプ大統領は14日、実際に大統領選干渉疑惑が起きたのは前政権時代だとして、オバマ前大統領の無策を非難した。ツイッターに「オバマ大統領は選挙前にFBI(連邦捜査局)から報告を受けていたとされるが、なぜ何もしなかったのか」と投稿した。
 一方、起訴状によると、当局者は16年11月の大統領選に先立ち、民主党候補だったクリントン元国務長官の陣営幹部のメールアカウントや民主党全国委員会のコンピューターネットワークに侵入してメールなどの文書を不正に取得し、実在しない人物になりすまして数万通をネット上に公表させていた。選挙管理委員会から有権者約50万人の情報を取得していた。
 また、仮想通貨を使ってマネーロンダリング(資金洗浄)を行い、身元が判明しないようにしてサイバー攻撃に使うサーバーを確保するなどしていた。
 モラー氏の捜査では、クリントン氏に不利な情報を流してトランプ氏を後押しするロシアの大統領選干渉に、トランプ陣営幹部が関わっていたかが焦点だが、米国人は起訴されなかった。これまで実業家らロシア人13人が起訴されているが、当局者の起訴は今回が初めて。露政府は選挙への干渉を否定している。
 欧州歴訪中のトランプ氏は事前に起訴について報告を受けており、13日のメイ英首相との共同記者会見で、16日にプーチン露大統領と行う首脳会談で大統領選干渉疑惑を取り上げる考えを重ねて表明した。
 ただ、起訴を受けて野党・民主党首脳は首脳会談の中止を主張した。また、与党・共和党重鎮からも、首脳会談でプーチン氏の責任を強く追及するよう求める声が出ている。