【英EU離脱】デービス英EU離脱相が辞任 穏健路線に転換に反発か 離脱交渉方針で - 産経ニュース

【英EU離脱】デービス英EU離脱相が辞任 穏健路線に転換に反発か 離脱交渉方針で

ロンドンの英首相官邸に到着したデヴィッド・デービスEU離脱担当相=6月26日(ロイター)
イギリスの欧州連合(EU)の離脱に関して会見するデビッド・デービスEU離脱相=6月6日、
 【ロンドン=岡部伸】英BBC放送は8日、英国のデービス欧州連合(EU)離脱担当相が辞任したと報じた。メイ英首相は6日の閣議で、欧州連合(EU)離脱後もEUとの関係を重視する交渉方針で強硬派を封じ込め、柔軟路線への転換へ同意を取り付けた格好だが、英国内の強硬派から、「メイ氏に裏切られた」との反発が広がり、ジョンソン外相とともに閣内でEUと関係を絶つことを求める強硬派のデービス氏が強硬路線修正に反発して辞任したとみられる。
 2016年からEUとの交渉を主導してきたデービス氏の辞任で、離脱交渉に少なからぬ影響が出そうだ。
 メイ氏は6日夜発表した声明で、「今後の交渉について内閣全体が一致した」方針が内閣の総意と強調し、閣内の強硬派を説得し、穏健路線にシフトしたことが鮮明になった。英紙タイムズによると、メイ氏は閣内の最強硬派、ジョンソン外相が方針合意を阻むならば、解任も辞さない強い姿勢で説得したという。
 しかし方針では、離脱後も貿易分野などでEUの規制を受け入れることになるため、強硬派を支持してきた英デーリー・テレグラフ紙は、「メイ首相はわれわれを裏切った」と批判。強硬派支持の大衆紙デーリー・メールも、「次の総選挙で保守党は支持を減らす」と警告するなど対立の火種が残り、閣内での一致団結にはほど遠い状況だった。