【ソウルからヨボセヨ】日韓、焦っているのはどちら? 韓国メディアは安倍首相の慌てぶりを煽るが… - 産経ニュース

【ソウルからヨボセヨ】日韓、焦っているのはどちら? 韓国メディアは安倍首相の慌てぶりを煽るが…

握手する安倍首相(右)と文在寅・韓国大統領=5月9日、東京都千代田区(ロイター)
安倍晋三首相(右)と韓国の文在寅大統領(春名中撮影)
 シンガポールでの初の米朝首脳会談を控え、11日付の韓国各紙はトランプ米大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の現地入りの写真を1面トップで報じ、強い関心を示した。そんな韓国メディアが「歴史的な会談」に至る今日まで、執拗(しつよう)に強調し続けてきたのが「日本外し論」だ。
 「朝鮮半島の新たな動きから取り残された日本が焦っている」という見方で、また安倍晋三首相をやり玉にあげている。「安倍に焦燥感」「衝撃を受け戸惑っている」「慌てている」と、この3カ月余りの間、言いたい放題だった。
 東京の知人や政府関係者らに「そんなに日本は焦っているのか」と尋ねたところ、「誰がそんな的外れなことを言っているの?」といずれも一笑に付された。この「日本孤立論」は日本の一部メディアの報道に韓国メディアが乗り、希望的観測も込めた上で安倍首相の「焦り」「衝撃」「慌てぶり」に加工されたようだ。北朝鮮も「日本の孤立」をあおり続けている。
 韓国では文在寅(ムン・ジェイン)大統領を加えた南北と米国の3首脳による「朝鮮戦争終戦宣言」への期待が高まっていたが、文氏の現地入りの可能性はなくなった。米朝からの訪問要請がなかったそうだ。落胆混じりに報じる韓国メディアから今度は「韓国外し」への懸念が出始めている。(名村隆寛)