「朝鮮半島の完全な非核化」金正恩氏が意思表明 韓国大統領が南北首脳会談の結果を発表

激動・北朝鮮
板門店で開かれた南北首脳会談に臨む北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長(奥)=26日(韓国大統領府提供・共同)

 【ソウル=名村隆寛】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は27日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と前日に行った南北首脳会談の結果について発表。金正恩氏が「米朝首脳会談の成功を通して戦争と対立の歴史を清算し、平和と繁栄のため協力する」とし、「朝鮮半島の完全な非核化」の意思を示したことを明らかにした。

 文氏は金正恩氏との会談で、「6月12日の米朝首脳会談は成功裏に行われねばならない。中断するべきではないと確認した」と述べた。文氏は22日に会談したトランプ米大統領の考えも金正恩氏に説明した。

 また、文氏は、4月の南北首脳会談で合意した板門店宣言の履行意思を金正恩氏があらためて示したことにも言及。6月1日に南北高官協議を開くことや、軍事当局会談や離散家族再会を行っていくことで合意したことを明らかにした。

 文氏によると、南北首脳会談の開催は金正恩氏が25日午後に呼びかけてきたという。トランプ氏は24日に米朝首脳会談の中止を発表し、北朝鮮に通告した。金正恩氏はその直後に文氏に対話を求めてきたかたちだ。