米連邦議会に慰安婦像 NYの韓国系団体 自民党議員が懸念を伝達

歴史戦

 【ワシントン=加納宏幸】韓国系米国人団体「ニューヨーク韓人会」が6月7日、ニューヨーク・マンハッタンの韓人会館に設置された慰安婦像を首都ワシントンの連邦議会議事堂に運び込んで「特別展示」を実施する動きがあり、訪米している自民党の河井克行総裁外交特別補佐が23日、野党・民主党議員に対して日本の懸念を伝えた。展示にはニューヨーク州選出の複数の同党下院議員が関与しているという。

 ニューヨーク韓人会は、韓国・ソウルの日本大使館前などに設置されているものと同様の慰安婦像を韓人会館にある博物館に展示しており、関係者によると、議事堂の見学などに使われるビジターセンター内の一室にこの像を持ち込み、展示する計画を立てている。

 河井氏は23日、日系でハワイ州選出のコリーン・ハナブサ下院議員(民主)と面会し、特別展示について「米朝首脳会談を目前とする時期に、日米韓3カ国の連携を分断する動きだ」と懸念を伝え、展示に関わる議員らに対する働きかけを要請した。ハナブサ氏は日本の懸念を理解しつつも、表現の自由があることから中止させるのは難しいとの認識を示したという。河井氏は他の議会関係者にも要請する予定だ。