中国、南沙にミサイル初配備か 南シナ海の軍事拠点化を加速 - 産経ニュース

中国、南沙にミサイル初配備か 南シナ海の軍事拠点化を加速

 【ワシントン=黒瀬悦成】米CNBCテレビは2日、中国が南シナ海のスプラトリー(中国名・南沙)諸島の人工島に対艦巡航ミサイルと地対空ミサイルを配備したと報じた。事実とすれば、同諸島では初のミサイル配備となり、中国が南シナ海の軍事支配を着実に進めている実態を裏付けるものとなる。
 CNBCが米情報機関の情勢分析を直接知る立場にある関係者の話として伝えたところでは、一連のミサイルは過去30日間にスプラトリー諸島のファイアリークロス(同・永暑)礁やミスチーフ(美済)礁、スービ(渚碧)礁に配備された。
 同諸島では最近、米海軍などの通信やレーダー探査を妨害するための電子戦施設の設置も判明していた。また、中国はパラセル(西沙)諸島のウッディー(永興)島で既に同様のミサイルを配備済みであることも確認されている。
 次期米太平洋軍司令官に指名されたデービッドソン海軍艦隊総軍司令官は4月の議会公聴会で、中国による南シナ海の軍事支配は、アジア・太平洋地域での「米軍の作戦行動に対する重大な挑戦」と指摘、「中国が南シナ海に軍部隊を進駐させれば、オセアニア方面まで戦力を投射できるようになる」と警告していた。