【南北首脳会談】シンガポールが米朝首脳会談開催地に意欲 - 産経ニュース

【南北首脳会談】シンガポールが米朝首脳会談開催地に意欲

 【シンガポール=吉村英輝】27日の南北首脳会談を受け、東南アジア諸国連合(ASEAN)は28日の首脳会議で朝鮮半島情勢を討議し、緊張緩和に向けた一連の動きを歓迎する意向を会議終了後の議長声明に盛り込む方針だ。議長国シンガポールは、6月初旬までに開催予定の米朝首脳会談の開催地にも意欲を示している。南シナ海問題などが行き詰まる中、存在感を示したい思惑がありそうだ。
 トランプ米大統領は、米朝首脳会談の開催地候補は5カ所で米国は含まれないとしている。25日付の韓国紙、中央日報は、候補がモンゴルとシンガポールに絞られたと報じた。
 シンガポールについて、26日付の地元華字紙、聯合早報は、北朝鮮からの飛行時間が約6時間半で、金正恩朝鮮労働党委員長が自国機で経由なしで訪問可能だと指摘。27日付の同英字紙、ストレーツ・タイムズは、2015年11月に中国と台湾による歴史的な首脳会談も開催した実績など、施設や経験面での優位性を伝え、期待を示した。
 ASEAN加盟10カ国は北朝鮮と国交があり、伝統的な友好国も多いが、シンガポールは、15年1月に北朝鮮の外務次官と米国の元高官が非公式協議を開くなど、米朝両国の接触する場となってきた。今年6月1~3日には、アジア太平洋地域の国防担当相らが毎年、地域の安全保障問題について意見交換する、アジア安全保障会議(シャングリラ対話)も開かれる。