【英EU離脱】英国がEU離脱見据え連邦諸国と関係強化 旧植民地諸国など53カ国の首脳会議 - 産経ニュース

【英EU離脱】英国がEU離脱見据え連邦諸国と関係強化 旧植民地諸国など53カ国の首脳会議

首脳会議終結を宣言する英国のメイ首相=20日、ロンドン(ロイター)
 【ロンドン=岡部伸】英国と旧植民地諸国など53カ国でつくる英連邦首脳会議がロンドンで20日、2日間の日程を終え、閉幕した。英国では約20年ぶりの開催。来年3月に欧州連合(EU)を離脱する英国は、神経剤を使った元露スパイ襲撃事件などでロシアと対立しており、メイ英首相は記者会見で連邦諸国と安全保障や経済で一層の関係強化を図る意向を表明した。
 カナダのトルドー首相、オーストラリアのターンブル首相、インドのモディ首相のほかニュージーランドやシンガポールなどの大統領や首相40人以上が参加した。
 記者会見でメイ氏は、「今回初めて安全保障が中心議題になった」と指摘。「シリアや英国で化学兵器が使われ、国際秩序を守る強い決意を確認した」と述べ、団結して化学兵器使用に反対する考えを示した。
 また英連邦諸国でサイバー対策や防衛協力を進めると宣言。機密情報を共有するカナダ、オーストラリア、ニュージーランド首脳を英サイバーセキュリティーセンターに招き、「ロシアがサイバー攻撃で偽情報を流している」と非難。対露包囲網で結束を訴えた。
 さらにメイ氏は、加盟国間の貿易を2030年までに約2兆ドル(約215兆円)規模の経済圏に拡大させる意向を表明。EU離脱後、アジアやアフリカをまたぐ英連邦ネットワークを活用する狙いを示した。