【トランプ政権】ブッシュ政権で偽証の元副大統領補佐官恩赦 ロシア疑惑で「トランプ氏守れ」のメッセージ? - 産経ニュース

【トランプ政権】ブッシュ政権で偽証の元副大統領補佐官恩赦 ロシア疑惑で「トランプ氏守れ」のメッセージ?

 【ワシントン=黒瀬悦成】トランプ米大統領は13日、中央情報局(CIA)工作員の身元漏洩事件をめぐり連邦捜査局(FBI)に虚偽の供述をしたとして有罪判決を受けたルイス・リビー元副大統領首席補佐官に恩赦を与えた。政権周辺では、ロシア疑惑の捜査対象になっている政権や選挙陣営の関係者らに対し、トランプ氏を守るため司法妨害や偽証をすれば見返りを与えるとのメッセージを送る意図があるとの見方が強く、野党・民主党などが批判を強めている。
 リビー氏は、息子ブッシュ元政権下でチェイニー副大統領の首席補佐官を務めた新保守主義(ネオコン)の論客。ブッシュ政権がイラクの大量破壊兵器の脅威を誇張していると批判した米外交官の妻で、CIA工作員だったバレリー・プレイム氏の身元が報道機関に流出した問題に間接的に関与したとして、2007年に司法妨害や捜査当局への偽証の罪で禁錮2年6月の実刑判決と25万ドルの罰金を言い渡された。
 ブッシュ大統領はその後、チェイニー氏らの要請を受けてリビー氏を減刑したものの、恩赦を与えることは拒否し、「不当判決」を主張する一部の保守勢力からは長らく恩赦を求める声が出ていた。
 リビー氏とトランプ氏との間に直接の接点はないとみられているが、9日に就任したボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)とは旧知の間柄とされ、ボルトン氏が恩赦を働きかけた可能性もある。