米、プーチン氏に近い富豪らに制裁か ロシアの大統領選干渉疑惑

ロシアゲート疑惑
トランプ米大統領(左、ゲッティ=共同)、モラー米特別検察官(AP)

 【ワシントン=加納宏幸】ロイター通信は4日、ロシアによる2016年の米大統領選干渉に関与したとして、米政府がロシアのプーチン大統領に近い同国のオリガルヒ(新興寡占資本家)らに対し、対ロシア制裁強化法に基づく制裁の実施を検討していると報じた。早ければ5日にも発表されるという。

 ロイターによると、コーツ米国家情報長官も4日、英南部で起きた元ロシア情報機関員の神経剤による襲撃事件で米国が決めたロシア外交官60人の国外追放に続き、ロシアの「有害な活動」に対する追加制裁を検討していると述べた。

 これに関連し、CNNテレビは4日、ロシアの米大統領選干渉疑惑を捜査しているモラー特別検察官のチームが、米国を訪れた2人のオリガルヒから事情を聴き、そのうち1人がニューヨーク地区の空港にプライベートジェットを駐機している際に電子機器を捜索していたと伝えた。

 オリガルヒの名前は明らかになっていないが、モラー氏のチームは、ロシア側が米国の企業やシンクタンクを通じてトランプ大統領の大統領選陣営に資金を提供し、大統領選に干渉したかに関心があるという。